海・呼吸・古代形象

斎藤公子(さくら・さくらんぼ保育園)が主催した
「みんなの保育大学シリーズ」第1階に登場した三木成夫。

井尻正二(古生物学)・養老孟司(解剖学)・小泉英明(脳科学)ら
自然科学者絶賛の名著。

<こころ>とわたしたちが呼んでいるものは内蔵のうごきとむすびついたあるひとつの表出だ。

また知覚と呼んでいるものは感覚器官や体壁系の筋肉や、神経のうごきと、脳の回路にむすびついた表出とみなせばよい。わたしはこの著者からその示唆をうけとったとき、いままで文字以後の表現理論として展開してきたじぶんの言語の理念が、言語以前の音声や音声以前の身体の動きのところまで、拡張できると見とおしが得られた。 - 吉本隆明(解説より)

三木成夫略歴

三木成夫(みき・しげお)
1925年、香川県丸亀市生まれ。解剖学者。
1951年、東京大学医学部卒業。同解剖学教室へ入り、
1957年、東京医科歯科大学解剖学教室を経て、
1973年、東京芸術大学保険センター。東京芸術大学教授。
1987年、死去。

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